夏空に快音が響いたルーフオープンデーに歓喜!

夏空に快音が響いたルーフオープンデーに歓喜!

7月13日に行われたイオン北海道スペシャルマッチ(オリックス・バファローズ戦)に招かれたのは「千歳タイガース」と「函館ポプラスポーツ少年団」の2チーム。期待を胸いっぱいに、快晴の夏空広がるエスコンフィールドHOKKAIDOに到着しました。

今年でチーム創立20周年を迎えた「千歳タイガース」は、選手27名全員で参加。『2023FIGHTERS BASEBALL CHAMPIONSHIP U-12』 第17回大会に参加して以来、チームとしてエスコンフィールドHOKKAIDOに来るのは2回目。みんなで一緒に思い出を作って6年生を送り出したい、と応募したチームです。

長距離を移動してやって来た「函館ポプラスポーツ少年団」は早朝5:45の集合にも関わらず、みんないつもより笑顔で集まったという選手全16名。前日は早く寝たと教えてくれた選手もいました。「自分のポジションの選手をよく見よう」と監督からのアドバイスももらい、全力プレーを見るのを楽しみに参加しました。

チケットを受け取って入場ゲートをくぐり、まずは記者会見などが行われるMUFG Co-Creation Room(プレスルーム)へ。

先に会場入りした「函館ポプラスポーツ少年団」の前に登場したには、常呂郡佐呂間町出身の玉井大翔投手と茨城県常陸大宮市出身の生田目翼投手。間近で見るプロ野球選手に、チームの面々はうれしさと緊張で胸がいっぱいです。

ここで特別に選手に直接質問ができる時間が設けられ、それぞれに聞きたいことを率直に質問していました。
「投手としてのピンチの時にどう考えているか教えてください」との問いに玉井投手は「僕は中継ぎなので、どんな状況でも1人1人相手の打者に対して今やれることを考えています。頭を整理して、状況をポジティブに考え、プラスの気持ちにして投げるようにしています。」。
生田目投手は「ピンチの時でもネガティブな気持ちになったら相手に呑まれてしまう。より良い結果を求めると力んでしまって良くない。マウンドに立ったら今どう抑えるかだけを考えています。」と答えてくれました。

「フライを減らす方法を教えてください」というバッティングについての質問が投げかけられると、「僕はバッティングの事は分からないので、後ろにいる球団職員で元ファイターズの外野手をつとめた片岡さんに答えてもらいます。」と、玉井投手が会場に同席されていた八雲町出身の片岡奨人さんに回答をお願いしたところ「バッティングが楽しくなくなったら野球がつまらなくなるので、ボールでも自分でいいと思ったらおもいっきり振ってください。今やりたい野球をやってください。」と片岡さん。
一方の生田目投手は「サインがあるのかわからないけど、思い切ってスイングをするのが良いと思います。ホームランを打つことも気にしないで、楽しく打ってほしいと思います。」と、おふたりとも野球そのものを楽しむことの大切さをアドバイスしてくれました。

続いて、揃いのファイターズキャップを被った「千歳タイガース」も2選手と交流しました。ファイターズ選手のプレーに夢と希望をもらっているという彼らからも、プレーに関する質問が相次ぎました。

「マウンドで考えることを教えてください」という質問へ返ってきたのはシンプルで力強いものでした。玉井投手は「まずは真ん中低めに投げる、と考えます。」、生田目投手は「絶対に抑えてやるという気持ちでいます。」と回答。

続いて「投球のコントロールをよくする方法を教えてください」という質問には、「投げたい場所にまっすぐ踏み出しているかを確認する。マウンドに立った時のバランスもまっすぐ立つイメージを大事にしています」と玉井投手。
生田目投手は「ストライクゾーンの9分割の四隅を狙いすぎるとブレてしまうので、真ん中の内・外くらいにわけて、だいたいこっち、というくらいの意識がいいと思います。」とふたりともジェスチャーを交えながら親身に回答してくれたのも印象的でした。

真摯で分かりやすい受け答えはもちろん、終始笑顔で和やかな雰囲気づくりもしてくれた2選手と記念撮影もしてもらい、思い出をしっかり焼き付けました。

そしていよいよ13:00、待ちに待ったプレイボール。試合開始から応援もフルスイングの2チームです!

きつねダンスももちろんキレッキレのパフォーマンス!
5回裏には清宮選手、レイエス選手の2者連続ホームランも目の当たりにしました。

そして7回表、玉井投手が中継ぎで登板すると「玉井~!」と一際大きな声援を送ります。

玉井投手の活躍もあり、4‐0で試合を制したファイターズ。

お土産をじっくり選んで買ったり、フォトスポットでの記念撮影を楽しんだりと、試合だけでなく球場の雰囲気もまるごと満喫した2チーム。
そんな熱い一日の感想を尋ねると「チームのみんなで来られて良かった」「直接会った選手の身体か大きくてびっくりした」「アドバイスを忘れないで頑張りたい」「連続ホームランが見られてうれしかった」「みんなでファイターズの応援歌を歌えたのが良かった」「試合に向けて練習を頑張れそう」「ファイターズが優勝して欲しいから、もっと応援する」「友達にお土産も買えた」など溢れる気持ちを教えてれ、野球愛もファイターズ愛も深まった一日となりました。

©︎H.N.F.