招待されたのは今季レギュラーシーズンのホーム最終戦!応援のボルテージも最高潮、特別な1日となりました。

招待されたのは今季レギュラーシーズンのホーム最終戦!応援のボルテージも最高潮、特別な1日となりました。

9月29日(日)、イオン北海道スペシャルマッチが開催されたこの日は、今季ホーム最終戦。
前日にパシフィック・リーグ2位が確定し、2024パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストステージでの本拠地開催も決まり盛り上がるエスコンフィールドHOKKAIDO。ネクスト・サークルsupported by イオン北海道のプロジェクトとして招待された2チームが元気よく到着しました。

14名の選手で参加した興部ファイターズ。
7月に行われた全道少年軟式野球大会でベスト8を掴んだ、興部町、西興部町、滝上町、雄武町からなる合同チームです。
朝4時半に地元を出発してきたとは思えない晴れやかなこの笑顔。球場へ向かうバスの中は「どの選手に会えるのかな」などと、みんなわくわくハイテンションだったとか。

伊達小学校に在籍する児童を中心に構成されている伊達パンダーズ。
前日に西胆振少年野球連盟大会(新人戦)で、17-12の打撃戦を制して今季初勝利を挙げたばかり。その大きな喜びを携え、この日は21名でやってきました。
チームとして一緒に観戦するのはこの日が初めてとのことで、期待が高まる笑顔でパチリ!

2チームは順に、記者会見などが行われるMUFG Co-Creation Room(プレスルーム)へ。
そこに登場したのは帯広市出身の杉浦稔大投手と、鹿部町出身の伊藤大海投手です。

こんなに間近でプロ野球選手と触れ合えるとあって、興部ファイターズのメンバーたちはちょっと緊張気味。
しかも、シークレットだった選手が憧れの杉浦選手と伊藤投手ということで驚きも大きかったようです。

さらに、選手に直接質問ができるというスペシャルな展開にちょっと戸惑いながらも、手を挙げていろいろな質問が飛び出しました。

投手ふたりということで「ピッチャーのコントロールをよくする方法はありますか?」という質問に杉浦投手は「1人でもできるので、壁当てでストライクゾーンを見立てて投げる練習をしていた」、伊藤投手は「ストライクゾーンを意識して投げることが大事」と答えてくれました。
「速くボールを投げるにはどうしらたらいいですか?」という質問には「基本のキャッチボールが大事。胸に投げることを意識すること。その積み重ねが結果につながる」「毎日のキャッチボールが大事。集中してしっかり意識して投げるようにすること」と2選手ともキャッチボールの大切さを説いてくれました。

「どうしたら背が高くなりますか?」という微笑ましい質問には「よく寝て、栄養をしっかり摂ること。自分は嫌いな食べ物でも栄養のために食べていた」と杉浦投手。
「背が高くないので悩んでいた時期もあったが、背にこだわらず、自分ができることをしっかりやることが大切」と伊藤投手も真剣にアドバイスをしてくれました。

続いて2選手と対面した伊達パンダーズ。
キラキラとした熱い視線を送っていたメンバーたち、「近くで見たら、大きくてかっこよかった!」と後から教えてくれました。

質問タイムでは、元気な手がたくさん挙がりました。
「なぜ野球をやったんですか?」と聞かれ、杉浦投手は「父親が野球をしていて、母親がソフトボールをしていたので、小さい時からキャッチボールなどをして自然とやるようになった」と答え、伊藤投手は「親からのプレゼントでバットとグローブをもらったのをきっかけに、だんだん好きになっていった」と教えてくれました。

「クリーンナップに入るにはどうしたらいいですか?」と聞かれ、「チャンスに強くなること、試合の流れを見ながら塁に出るよりも点を取れるバッターになること」とは杉浦投手。
伊藤投手は「チームの中でも競い合って中心選手になり任せられる、信頼される選手になること」と答えました。
最後に緊張をほぐす方法を問われると、「クライマックスシリーズでも緊張すると思うが、そういうものだと思って意識すること、その環境でも力を発揮できるように準備をしておくこと」と杉浦投手。
「しっかり練習をして準備をしておけば、緊張をしても楽しめるようになる」と伊藤投手。
ふたりとも、日頃からの準備の大切さを真摯に語ってくれました。

最後に思い出に残る記念撮影もしました。

午後1時、いよいよプレイボール!

パシフィック・リーグ2位でクライマックスシリーズ進出も決まり、今季レギュラーシーズンホーム最終戦となったこの日は37,527人という今季最多動員数も記録。熱気と興奮に包まれた特別な空間で応援にも自然と熱が入る両チーム。

2024年レギュラーシーズンの主催72試合が終了し、試合後にはセレモニーが行われました。

「キャッチボールは基本だとコーチから言われていたけど、本当だった」「ピッチングの話がとても参考になった」「細かいことを大切にして練習をしたいと思った」「勝ちにこだわりたいという意識が持てた」など、選手との時間からたくさんのことを受け取った2チームのメンバーたち。
エスコンフィールドHOKKAIDOならではの体験もたくさんすることができました。

「チームみんなで来ることができて楽しかった」「生で見る試合は迫力があった」「クライマックスシリーズも全力で応援する」と口々に嬉しそうに話してくれ、かけがえのない一日が終わりました。

©︎H.N.F.